少女と小鳥と黒い本

3/77
前へ
/116ページ
次へ
少女がいました 彼女はひとりぼっちでした 親は生まれたばかりの彼女を置いて消えてしまいました 彼女はひとりぼっちです でも 悲しくはありませんでした 働くことも ひとりきりの食卓も 暗い夜も 淋しい時が何度あっても 彼女は楽しみました 彼女には 毎日を楽しむ 豊かな“心”がありました
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加