淡く儚い命

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桜並木の道の先には、ひときわ大きな桜の木。 君と初めて会った場所。 それがここ、桜街道並木道。 走る脚が止まる、僕の前には天へと伸びる一本桜。 その偉大さ、存在感は、他の桜を圧倒している。 それを見上げる僕、別れた枝の間から射す光。 あたたかい、君の温もりのように。 君はどうしていってしまったんだろう。 僕を残して、手が届くことのない遥かな空へ。
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