ぼうけんのはじまり

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ぼくはご主人様のお母さんがとびらを開けた瞬間に家から飛び出した。 やわらかいじゅうたんを通ってツルツルした木の床を過ぎれば、いつも家から見てる大きな窓がある。 窓の外はどうなってるか分からないけど、閉じ込められるのはもう嫌だ。 後ろでご主人様のお母さんが何か大きな声で言ってるけど、おこってるのかな。ぼくはもうふりかえらない。
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