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掴んだ彼の腕に傷はない。なら、この血は彼が『殺した』という者のものだろうか。
自分の手に付着したそれをネスはうっとおしげに眺め、払う。
リュカ「昨日は知らない人だったけど…!!今日は…今日は…!!君のクローンを殺しちゃったんだ…。僕、自分が怖い」
躊躇なく仲間を殺した。中身は偽物。でも外見は大事な大事な友達のネス。
奴らを壊滅させないと、元凶であるタブーのいる部屋への扉が開かないんだって、マリオさんが言っていた。
だから、僕も選ばれし者として敵を倒した。
リュカ「ほんとうに…全てが本物のネスと一緒だった。技、声、ほんとに全部…!」
まるで僕がネスを殺したみたい。
タブーも趣味悪いことしてくれるよね、仲間思いの人ばっかりだって知ってこんなことするんだろうね。
ネス「…大丈夫だよ。君は戦士としてやることをしただけなんだから」
そういってニコリとネスは笑う。
その目はクローンを象徴する赤色の瞳。
リュカは気付かない。
ネス「まだまだ戦いは終わってないんだ。早く次に行こう?」
リュカ「…どうして僕がこんなことしないといけないの…?」
はらはらり。
綺麗。
ネス「…なら、今死んどく?」
仲間を殺した幼い子供。
クローンは僕でした。
君が手にかけたのは
本物のネスでした。
リュカ「…まだ死にたくない」
あ、そ。
それは何よりだよ。
次は僕が君を殺める番。
だって、トモダチでしょ?
いつまでも一緒にー…
Let the chips fall
where they may .. .
たとえ
どんな結果に
なろうとも
-----------…
勘違いして本物のネスを倒しゃちゃったっていう話でした。
いや、自分で書いててもよくわかりませんな内容になりました。
なんかリュカに死亡フラグ←
リクエスト物なのに、こんな暗くなってしまってすいません!😣
トニジェフ様に捧げます(∀)
.
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