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  せき ひとつする度に ぼくの中から 何か消えていく せき ひとつする度に 体が、心が、 辛くなる せき ひとつする度に 世界が ひとつ変わるなら 喜んで するのに せき ひとつする度に 愛しい君が 幸せになるなら ぼくは喜んで するのに せき ひとつする度に 恋しい君の 笑顔が消える せき ひとつする度に 溜め息 ひとつ、ふたつ、する せき する度に 君も、ぼくも、傷付くから 早く治したいけれど なかなか 治ってくりゃしない 嗚呼 此(これ)は 神が与えた 試練なのか? 嗚呼 此は ぼくらが幸せすぎたから 神が妬んで 与えたのか? せき ひとつする度に ぼくの心は 荒んでく せき ひとつする度に 君は、ぼくから 離れてく せき 治らないと ぼくは ―――何するか分からない …  
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