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ぼくだけを愛してると 思っていたのは ぼくの間違い だったのだろうか? 君が 向けてくる その眼差しに 誰が映り込んでるのだろう? 悋気(りんき)な気持ちで ぼくの心は 支配されそうだよ 「愛してる」て 言ったのは ぼくではなく 別の人に言う気だったの? 襤褸襤褸(ぼろぼろ)な心 君に見せたい 惚気(のろけ)気味に 話してた ぼくの目は 節穴じゃないよ 実は気付いてたんだ 君の笑顔が 時に影を さす ぼくだけを 愛してると言ったのは ぼくの 聞き間違いだったんかな? 君が くれる その微笑みは 今は 誰が 独り占めしてるんかな? ぼくの寸寸(ずたずた)の心を 君に見せたい ぼくだけを 見てると言ってたのは ぼくが 思い違いしてたから? 愛しいと思ってた 君への想い … 崩れそうだよ 「愛してる」と 今日も口に出す君の声が ぼくの為の罰なら 苦しいだけだから 何も言わなくて 良い 何も聞きたくない 何も 知りたくない … 君の事以外
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