11332人が本棚に入れています
本棚に追加
/608ページ
その一方、あたし達3人が乗っている観覧車も気まずい空気が漂っていた。
何でこんな空気が流れてる訳;?
でもそんな事を考えてる前に空気を変えなきゃ、とあたしは口を開き話を切り出す。
「そ、そういえば3人だけで話すのって初めて…だよね」
琉「かもな」
烙「……多分」
「そ……っか」
…~~~っ!もう、何話せば良いのか全然解んない!
2人共、ノってくんないしもうこのまま地上に着くまでそうやってボーっとしてろっての。
あたしは2人をそっちのけでどんどん高くなる景色を眺める。
琉「(お前、凛がマジで好きな訳?好きじゃないなら止めろよ)」
烙「(……俺、は―――)」
2人は凛をそっちのけで何をやってたかというと、目で会話をしていたのだった。
.
最初のコメントを投稿しよう!