ロイツマ

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「いーたんロイツマ歌おうぜ」 「………は?」 何をまた突然… 「だーかーらぁ。ロイツマ!歌おうぜ!」 「……」 意味がわからない 何故にロイツマ? 「ちなみに先に噛んだら負けで、負けた方は勝った方の言うことを何でも一つ聞く!」 なるほど そういうことか 大方、新作スイーツでも買わせる気だろうが… 甘いぜ零崎 「いいよ。受けてやる」 ぼくが戯言遣いということを忘れてもらっちゃ困る 喋りなら例え早口だろうがなんだろうが負けはしないさ 「じゃあまず俺からな!」 すぅ、と息を吸い込む零崎 さて、お手並み拝見 「あ らっつぁっつぁー ら りびらびりん らぱ りっらんるーらん れんらんろー わぱ…♪」 ふぅん やるじゃん 「…ー ぱりり りびりび りすてん れんらんど痛!」 あ。噛んだ 「うー…せっかく一週間も練習したのにー」 …ちょっとキュンときたりなんかしてませんよ? 「あー血ぃ出てきた」 …… 狙ってます?零崎さん 「ほら、こっち向いて零崎」 「あ?…んむっ」 血を舐めとるように舌を絡める 血なんか舐めたってちっとも美味しくないはずなのに零崎のは少し甘かった…なんてのは戯言だけどね 「んーんー!」 息苦しくなったのか背中をベチベチ叩くから名残惜しいけど零崎の唇から離れる 「はぁ、はっ…おま、いきなり何すんだよっ!」 「何って…ちゅー」 真っ赤になって涙目で睨まれたってちっとも怖くない むしろクる 「ねぇ、零崎」 「あ?」 「続き、したいんだけど駄目かな?」 「な…っ!」 先程より更に顔を赤くして口をパクパクさせる零崎 うん。可愛い 「嫌かな?あ、そういえばロイツマ…君より長く歌えたら言うこと一つ聞いてくれるんだよね?」 「う、あ…」 「それじゃあ―…」 戯言遣いの本領発揮といきますか 息を吸い そして―――――― 「…………(唖然)」 「ふう」 零崎に向き直る 「約束だもんね?」 「あ…う、あ」 「いただきます」 暗転 END ■アトガキ■ 残念な文で本当に申し訳ないです。 いーたんは絶対ノーミスで歌えますよね。 私と友達でこの賭けしてたんで僕零で書いてみた的な。 難しいですよねロイツマ。
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