お母さん

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母「梓~!!起きて!!」 梓「うるさい…もうちょっと…」 母は手をあたしの耳元でパンパン叩きながら叫んでる。本気でうるさい… 母「梓~、今日十時からライブフェスのリハーサル行くって言ってたじゃん。」 梓「…!!今何時!?」 母「9時ですよー。遅れますよー。殺されますよー。」 梓「お母さん!!なんでもっと早く起こしてくれないの!?間に合わないじゃないっ!!!!!!!!」 母「ママちゃんと起こしたもん…梓ちゃんが起きないのが悪い('・ω・`)」 あたしはそういっていじける母をよそにバタバタと支度する。 あたしの家はあたしとお母さんの2人家族。 お父さんはあたしが小学校の頃に離婚してる。 それからはお母さんは女手ひとつであたしに何不自由させない暮らしを与えててくれた。 大好きな音楽だって好きなようにやらせてくれてる。 お母さんは大好きだった。
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