お母さん

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あたしは一応現在StreetMusishan(ストリートミュージシャン)として地元でよくロックフェスやなんやらあると呼ばれて参加させてもらってる。 無愛想梓ってよくいわれるけど(苦笑) 無邪気に笑えないの。 あんまり得意じゃないの。 それでも歌は好きだから。 あたしは歌う!! ダッシュでライブハウスに着いて先ずは苦手な挨拶から。 梓「おはようございます。澤田梓です。宜しくお願いします…」 陸「梓ちゃん!!おはよー!!今日も元気に無愛想だね(笑)」 梓「なんとでも言えばいいよ。陸は無駄にテンション高いから…そのテンションあたしに分けてよ」 あたしは苦笑いしながらギターの準備をする。 今日持ってきたギターはあたしのお父さんがくれたエレキギター。 テレキャスは体の小さいあたしには少し重たい。 陸「梓、そのギター随分古い機種じゃない?」 梓「うん。あたしのお父さんから貰ったギターなの。今日はもしかしたら…お父さんくるかもしれないから…」 陸「そうなんだ?じゃあ今日も一発かましときますか(笑)」
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