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…まずいな、二人が少し怪しんでる
暫く依頼受けんのやめないと
『大輝、今日プリメーラのパフェ奢ってー』
「ぐっ…可愛い」
『だめ?』
首を傾げながら上目使いで尋ねてくる呉羽に鼻血を出しながら答える大輝
「おっけえぇえ!
くーちゃんの好きなだけ食べていいよ!」
ぼたぼたと鼻血を出しながら親指を立てて叫ぶ大輝を不審な目で見つめる政宗
『よっしゃ!
政宗、今日大輝の奢りだから遠慮なく食おうな♪』
「勿論そのつもり」
「テメーは自分の金で食いやがれ!」
こんな風に慌ただしいけど、平和に送っていた日々が簡単に崩れるんだってことを思い知った
何故、気付いてやれなかったのか…悔いても悔いても自分が腹立たしくて仕方ない
大切な人一人、俺は守れやしないのか…?
君が望むならこの命、喜んで差し出すのに
なぁ、政宗…大輝…
お願いだから自分を責めないでくれ
悪いのは弱い俺だから…
なぁ、呉羽
お願いだから俺達を頼れ
責めてくれ
自分を追い込まないでくれ…
なぁ、くーちゃん
なんで自分でなんでもかんでも溜め込むの?
俺達に少しでも苦しみをわけてくれよ…
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