2.訪れる悲劇

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「人前で肌を見せないから気になってたんだ… 最初はさ、皆の目つきがいやらしいからだと思ってた」 『まぁそれもあるけどね 凄い視線感じるもん』 これは俺の傷 俺の問題 だから巻き込みたくないんだ… 『何時から気づいてた?』 「はっきりと分かったのは昨日 それまでは憶測でしかなかった」 『知っちゃったならさ、別にそれはそれでいいんだ』 自虐的に微笑みながら政宗の瞳を見る なんでお前が泣きそうになってんだよ 『二度と俺に話し掛けないでね …桜花くん』 もうお前のことを政宗だなんて呼ばない…呼べない バラしたいならバラせばいい そんなことするような人間じゃないことぐらい分かってるけどね
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