2.訪れる悲劇

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大輝を突き飛ばし、チラホラと生徒が登校している中 呉羽は顔を伏せたまま皆とは逆の方へ走っていた 近所の小さな公園に駆け込み人目につかないよう、遊具の中に入りこむ 『朱架…助けて』 空は雲一つない晴天の中、呉羽の頬だけは雨が降り続いていた
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