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良太郎は、毎日小間使いのように働かされる自分にとても嫌になっていました。
昔のように、義母や義姉と仲良く過ごしたいと毎日願いました。しかし、その夢は叶うことはなく毎日毎日せっせと働いておりました。
そんなある日です。
いつものように良太郎が家中を掃除していると………
コンコン
玄関からノックをする音が聞こえてきました。
「はい……」
ゆっくりと扉を開けると、そこには立派な服を着た中年くらいの男性が立っていました。
男性は深深とお辞儀をすると、一通の手紙を出しました。
「城からの使いのものです。本日の夜、王子の妃を決めるためのパーティーを開かせていただきます。国中の女性は人妻であろうとなかろうと参加出来ますのでよろしければ参加してください。」
と、言って城からの使いの男性は馬車に乗って去っていきました。
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