初登板

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俺はロージンを一度とり落ち着いてからセットに入った 初めてだからって投げ急ぐな… ゆっくりだ… 足をあげてから一秒静止… ダン! ピュッ! 「え?!」 ドパアン! 俺の投げた球は青柳の膝元にある史也のミットに収まった 「ストライク!」 俺はボールをもらい、セットに入って投げた 「なんだこいつのフォーム…」 青柳はスイングを開始した 「はやいははやいけど…単純に速いだけじゃねえみたいな…」 ガキ… 「史也!」 「オッケー!」 差し込まれた青柳はキャッチャーフライになった 青柳は首を傾げなからベンチに戻った 「だいぶ速いぞ」 「ベンチでもわかるよ」 「見た目よりだよ」
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