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久光一行が薩摩に戻る日、半次郎には帰藩の命はなかった。
半次郎『ないごっ!おいには帰藩の命がなかとか!イギリスが薩摩に現れたらいげんすっとか!』
半次郎の怒りは頂点に達していた。
あかね『お前には尹宮様の警護があるじゃないか。』
半次郎『そいはわかっちょっ!じゃっどん…』
あかね『わかっていればいい。』
この頃半次郎とあかねには尹宮朝彦親王(中川宮朝彦親王)の警護が仕事だった。
尊攘派の尹宮に信用されてきた半次郎は他藩の尊攘志士と交流を深めることになる。
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