―プロローグ―

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四大陸戦争が終わり15年の月日が経った。 戦死者数十億人とも言われる未曾有の大戦争となった四大陸戦争は各地に酷い爪跡を残し、人々には深い悲しみや憎しみを植え付けた。 この事態を重く見た四大陸の王は世界政府の仲介の下、平和条約を締結。 五年にも及ぶ戦いに終止符をうった。 人々は飢えや疫病から解放され、街も復興の目処がたち街は15年前と変わらぬ活気が溢れ始めていた。 しかしそんな平和になった世の中に争いの火種が全て無くなったわけではなく、反政府組織によるテロが跡を絶たない状況だ。 そんな中、世界政府の名の下に世界に仇なす反政府組織を討つ世界政府直属の組織があった。 その名を『闇の十字架』 闇の十字架は特殊な訓練を積んだエリート集団と言われていて世界政府の役人や軍上層部の人間しか知ることの出来ない秘密組織 そのエリート集団の中に一際目立つ若い三人組。 その年齢にして17歳 彼らには三者三様の辛く暗い過去を持ち合わせている。 何故このような組織に若くして所属しているのか? その理由は本人達の心深くにしまいこまれ、今では窺い知ることは無い そして彼らは今日も悪を断つ剣として暗躍していた。    
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