貧乳と俺

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「あぁ!?買い物くらいあんだろ。俺がバカだと思ってからかってるな」 「うわぁ~!怒鳴られました怖いですぅ!」 テールはそう言うと両手で頭を抱えていた 「だれも怒鳴ってねぇ~よ!真面目に答えないと…な?」 俺がニヤリと笑うとテールは身震いをして3歩下がったあとに話しだした 「買い物はあります でも私…友達いませんからこうやって2人で町歩くのが嬉しいんです」 「なんでダチがいないんだよ?1人くらい」 「私!」 テールは俺の声を遮って振り絞るように叫んだが町の活気ある声にすぐにのまれた 「私…学園1の出来損ないでドジでチビで…いつも1人ですから…で、でも慣れてるんです私!やっぱり私くらいにもなると違いますね!えへへ」 テールは辛そうにそれでも涙を見せることなく笑っていた 俺はあんな悲しそうに笑う奴を初めてみた だから俺は……
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