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「そ、それはなんつ~か恥ずかしいだろ//そりゃ嬉しいけど誰か見てるって!」
「大丈夫ですよカナリさん!誰もいませんから♪それともカナリさんは私に恥をかかせる気ですか?」
恥をって……まぁ嫌じゃないしいいか
「わかったよ…」
俺が膝枕してもらうとテールはニコッと微笑んでいる
「素直で大変よろしいですよカナリさん♪」
そう言うテールは傷を消毒したあと丁寧に絆創膏をはり頭を撫で始めた
俺…こんなに他人に甘えたの始めてかもしれねぇ~な。毎日ゲームか喧嘩ばかり、テールに偉そうな事いっといてダチなんかいね~し、いても浅い関係で他人はみんな敵だと思ってた。
親父は俺が小さい時に死んでるしお袋は社長で海外飛び回ってるから家にはいないし……
だから妹は俺が守らないといけない。俺には休む場所なんてなかったし、ほしいとも思わなかった
でも、人に心許すのも悪くないかもしれないな
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