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気を失ったガモンの元に近づくとオズマを抜きガモンに斬りつけた
太刀筋は鋭かったがガモンの皮膚には傷ひとつない……だが
ズブッ!!
ガモンは嫌な音をたてながら“溶ける”
ガモンを型どっていた物は気味の悪い液体となって溶け、溶けた液体の中から“本当のガモン”が現れた
髪は無く身体中の毛が無くなり、しわの深い高齢の男、魔法使いガモンは全裸でそこに横たわっていた
アキラはガモンに手早く服を着させ、両手両足に拘束具をつけるとガモンの体を起こして揺さぶった
ガモン「ぐ……ぐあっ……」
体には傷が見られずあの型どっていた液体だけダメージを受けていた様だ
ガモン「……!、お、お前は! ……何故わしは人間に戻っている?」
そういってガモンはアキラを見回し腰につけた剣を見てため息をついた
ガモン「オズマか……魔法使いにとって天敵ともいえる妖刀……」
ガモンは体に魔力を込めようとしたがガモンにつけた拘束具が体に残っていた魔力を吸い付くしていた
ガモン「ここまでされたら何も出来んか……」
そうゆうとガモンはうなだれた
アキラ「さて……私は貴方を王子の元へ連れていかないと行けないのですが」
アキラの言葉にガモンは黙って頷き足元をおぼつかせながらゆっくりと立ち上がった
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