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そして会計を済ませたアキラは小山になったバナナ達の前にたった
店主「兄ちゃん、そんな量のバナナ運べんのかい?なんだったら手伝うぞ?」
店主は心配そうな顔でアキラを見た
アキラ「ご心配なく・・・」
アキラはそうゆうと
ゴ~~~~~!!!!
今度はそのバナナを背中のリュックに凄まじいスピードで入れていく
しかしリュックの表面積は全く増えない
全てのバナナをリュックに積めたアキラ
店主「あ、あんたそのリュック・・・マジックアイテムかい?」
店主は口をパクパクさせながらアキラに聞いた
アキラ「はい、これは“底無しリュック”と呼ばれるマジックアイテムです、中には無限とも言われる空間が広がっていてあらゆる物が時を止めた状態で入っています、更に積めた物は自由に出し入れ可能でとても便利ですよ」
そういってアキラは背中のリュックをポンポンと叩いた
見た目はやはりただのリュックにしか見えない・・・・
しいていうならポケットが多い位だろうか
店主「ハッハッハッ!!大した兄ちゃんだ!いいもん見せてくれたお礼だ!」
そういって店主はアキラに何かを投げつけた
アキラはそれを受け止める
それは赤く丸いで口に含めば酸味の中に甘味が広がる野菜
アキラ「トマトですか・・・美味しそうだ、店主さんありがとうございます」
店主「いいってことよ!」
お礼をいったアキラに店主はそういって豪快に笑った
アキラもそれにつられ微笑むとトマトをゴシゴシとズボンで拭いた後、そのままかじりながらまた出店を回る為に向こうに歩いていった
それを見送った店主は
店主「ははっ!気前も器もでかい兄ちゃんだったなあ・・・」
とにやけながらもポツリと呟いたのだった
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