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そこまでの話をアキラから聞いたときクシャナ王は首をかしげた
クシャナ「三人?……確かその外典バベルという本は五冊、持ち主は五人じゃないのか?」
アキラはそういわれニヤリと笑うと
アキラ「お気付きになりましたか? では何故三人だと思いますか? ヒントは私は“何故見ただけでこの本がオリジナルから模写された物だと気づいたか?”です」
その言葉を聞きクシャナ王もニヤリと笑った
クシャナ「その二冊は何処かに保管されているか……お前がもっているんだな?」
スッ……
クシャナ王がそうゆうとアキラはリュックから一冊の分厚い本を取り出す
アキラ「これが本物の外典バベルです」
その言葉を聞いてクシャナ王はアキラの持つ二つの外典を見比べた
端から見たら全く同じ本だが二つの本には決定的な違いがあった
オーラ……とでもいえば良いのだろうか?
本物の方には見てるだけで背中に嫌な汗が出る程の何かが本から漏れ出ている
アキラ「本物は文字を骨の筆と血の墨で塗り込む様に書いたと言われています……誰しもが見ただけで何かを感じるのは仕方ないのかもしれませんね……」
アキラはそういってリュックの中に外典バベルを閉まった
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