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シャルは両手で埴輪を持ち、高く掲げた
そしてその高さから勢いよく……
アキラ「ちなみにそれ、その国の中では友達や“恋人”何かに渡す物らしいですよ」
落とさずにクルクル回った
周りの人はそれを見て何とも言えない顔になる
アキラはクルクル回るシャルを横目にスタスタとパパン学園長の元に向かった
アキラ「何かあったんですか学園長?」
そういわれ学園長はシャルを横目に苦笑いしながらアキラの方を向いた
シャルはまだクルクルしている
パパン「いや、実はアキラに頼みたいことがあるんだが……」
アキラ「というと?」
二人は小声でヒソヒソと周りに聞こえないように話した
パパン「……と言うことなんだ」
アキラ「成る程……その話はゼノさんに?」
パパン「うむ……話したんだが、いかんせん正体がバレると言うことであまり乗り気でない」
アキラ「だからこそ私にお願いしてきたと?」
パパン「そうゆうことだ……」
パパン学園長はそういって難しい顔をしている
それほどまでにこの話は厄介で始末が悪いのである
アキラは考えること数秒
アキラ「わかりました……その話受けましょう……ですが私も最近は忙しいですから全部は揃える事は難しいですよ?」
パパン「構わない、半分揃えば後は何とか私が揃えるから」
パパン学園長はそうゆうと右腕をグルグルと回した
それを見たアキラは驚いた顔をして
アキラ「貴方が?……やっぱり私が全部そろえますからいいです」
パパン「そうか?そんな無理せず私が」
アキラ「私 が や り ま す !」
アキラはやや語気を強めてそういった
パパン学園長はその剣幕にたじろいで了承
実はアキラの頼まれた仕事とは指定されたモンスター達の捕獲
特定の場所に住むモンスター達から一匹を静かに素早く捕まえ持ち帰らないといけない
それはパパン学園長には絶対にさせてはいけない仕事でもある
その理由
パパン学園長の現役の頃の二つ名
歩く自然災害……
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