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シラス「アキラさん……何のメモとってんの？」
シラスはアキラの書いているメモに興味がわいて聞いた
アキラ「え？ ああこれは皆さんがそのお目当ての能力に目覚めたときのシミュレートをしてるんですよ」
アキラはメモ用紙をシラスに見せながらいった
アキラ「このまま皆さんがその能力を手に入れたら丁度六英雄と被るなあと思いましてね」
シラス「へえ……けど俺らじゃ六英雄には程遠いぞ？」
シラスは苦笑する
六英雄……
かつて世界に名を轟かせた六人のパーティー
一人一人が一騎当万と言われ、各々が二つ名を持った者達である
約三百年にその六英雄は【世界に現れた混沌】と戦い世界を救ったとして伝承に残っている
アキラ「そうですか？ 彼らだって最初から六英雄と名乗ってた訳ではないですしいけますよ」
シラス「そりゃあそうだけど……」
シラスは何とも言えない顔になる
アキラ「別に私は六英雄になれとは言ってないですよ……第一そんな大それた事は六英雄本人から言われないと実感わきませんしね、もうこの世にはいませんけど……」
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