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その後アキラは所々止まっては野菜や果物を大量に買い漁り、マンチェスターの出店ではリュックを担いだ兄ちゃんがとんでもない量の買い物をしたとその日はその話で持ちきりだった
アキラ「ふう・・・」
アキラはマンチェスターでは安いと有名な宿を最後に寄った八百屋のおばちゃんに教えて貰いそこに泊まることにした
荷物を置いたアキラは買った品物を商品リストに書き込んでいると
ブ~・・・
アキラ「ん?誰でしょう?」
ズボンに突っ込んでいたあるものが振動した為に取り出した
それは長丸い円形のもので二つに畳んである、開くと中は両面が鏡になっており、鏡に数字の6が黒い字で浮かび上がっている
アキラ「6とゆうことは閃光の帝様ですか・・・」
アキラはそういってパチンとそれを畳んだ
それはアキラのマジックアイテム【呼び鏡】、笛と鏡がセットで意味をなし、笛を持った者が鏡をもった物を呼ぶときに使う
笛を吹くと笛の番号が鏡の上、いる方向が鏡の下に移し出される
あらゆる場所、距離でも笛の音は鏡に届く優れ物である
ただ鏡の方からは笛の方を呼べない
直ぐ様支度を終え、宿からチェックアウトを行い閃光の帝がいるところに向かう
三十分・・・・・
アキラは今閃光の帝とあった部屋にいた
閃光の帝「急に呼び出して悪いな・・・」
閃光の帝はアキラに謝罪した
アキラ「いえ、依頼人の頼みとあれば出来るだけ叶えるのが商売人というものです」
そういってアキラはかしこまる
閃光の帝「実は・・・お前に頼みがあるんだ・・・」
アキラ「と、申しますと?」
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アキラ「なるほど・・・わかりました、お引き受け致しましょう」
閃光の帝「本当か!」
閃光の帝はアキラの答えにかなり嬉しそうだ
アキラ「その問題が解決するまで私は時間の許す限りそこにいればいいのですね」
閃光の帝「ああ、そうだ」
閃光の帝の言葉にアキラは軽く頷いた後
アキラ「ちなみに・・・そこで商売を行っても?」
その瞬間アキラの眼鏡が輝いた
閃光の帝「あ、ああ・・・かまわない、学園長にも俺からいっておくよ」
その眼鏡の輝きにやや後ずさる閃光の帝だがアキラは邪悪な笑みを見せながら
アキラ「ならば色々仕入れないといけませんねえ・・・・」
と部屋から出ていった
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