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ゾナーがついたゾンビはほとんど優秀だ。
だから新米のゾナーでも対応できる。
だが、初めからの「しつけ」に関しては、マスターゾンビトレーナー。略してマスターゾナーが担当する。
マスターゾナーはゾナーの永遠の憧れであり、その給与は不明とされ、自分の欲しいものは全て国が買ってくれるという。
そんなマスターゾナーに憧れて専門学校に入る学生は計り知れない。その中でもマスターゾナーになれる人間は一握りもないという。
だが、そんな低い確率でも金に目がくらみ夢を追う人間がほとんどだ。
そのほとんどの人間は在学中にゾンビになったり殺されたりする。
それでもゾナーを目指す人間は減らない。
長くなってしまったが、
これから始まるお話もまた、そんな金に目がくらんだ愚かな人間の話。
どうか最後の瞬間までお付き合い願いたい。
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