パートナー

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目が覚め、学校に急ぐ。 一緒に向かうボブと別々の教室に別れ、まだ慣れない教室の人間や空気に違和感や緊張感をもちながら昨日と同じ席に座る。 「お、おはようトム。」 元気なさそうにマークが挨拶をしてきた。 とりあえず昨日は馴れ馴れしかったので俺の中では少し苦手な分類に別けられている。 「ああ、おはよう。」 とりあえずこの言葉だけ返す。 「相変わらずトムはクールだね!」 こいつは昨日たった1日だけしか喋ってないのに『相変わらず』という単語を出してきやがった。 やっぱり馴れ馴れしい。 ざわつく教室に混ざり、マークの無意味な話を流しながら聞いていると、オーカ先生が入ってきた。 「皆おはよう!早速だけど、今からゾンビ室に行きま~す!」 その合図と共に、全員がゾンビ室へ向かう。 直線の長い廊下の突き当たりまで歩くと、そこにある部屋がゾンビ室だ。 いかにも頑丈そうな銀の鉄製の扉を先生が持つカードキーで開ける。 「ゾンビ室」と書いてある文字が赤色から青色に変わると同時に、カギが開く音が聞こえた。 「中に入ってください。」 その言葉に従い、中に入る。 縦長、直線の部屋には、壁にズラリと並べられたゾンビがところせましといる。こちらに気づくと同時に、襲いかかろうとしているゾンビが120%だ。 首と胴体、そして手足につけられた拘束具が命綱となっている。
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