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「ずっとお前が欲しかった。……俺のために生きろ。もう、逃がさない」
まるで死刑宣告を受ける囚人のように、私の心は絶望感に苛まれた。
同時に、こんな戦争の原因が私にあるのだと、信じたくない事実が脳裏に浮かぶ。
「う、そ…。いや、いやあ…!!」
壊れたように頭を振る私を見て男が微笑んだのを確かに見た。
「……それでいい。壊れて、憎悪して……俺だけを瞳に写せ」
……狂ってると、思った。
憎しみが増した気さえした。
―…刹那、ぐらりと頭の中が揺れた。
度重なる精神的なショックによって気を失う瞬間、私の耳に男の低い声が届いた。
―…愛している、と。
その言葉を最後に、私の意識は途切れた。
行き着く先は、愛か憎しみか。
狂った想いの中で少女は何を手にし、何を失う?
すべては、強すぎた想いの果てに。
愛憎狂想曲
(想いは、罪に変わる)
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