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ふゆ
ヒトリぼっち
あたしの部屋
只寒い寒いと
毛布を被って
あなたを想ッた
外は雪だね
きれいな月が
あたしを見てる
兎は寒くて
隠れてしまったね
ヒトリぼっちに
なったあたしは
毎日の過ごし方を
忘れたみたい
君が居た夜は
ちゃんと眠って
君が居た朝は
ちゃんと起きて
忘れたみたい
太陽と月の変わり
ああなんだか
涙が出てくるの
ヒトリぼっち
部屋に居ると
聞こえてくるの
君が僕の名前
愛おしそウに
呼ぶ声が
振り返っても
そこにあるのは
ただの壁で
ああ君が隣に
居てほしくて
何度泣いても
何度叫んでも
君は居ないの
でもねでもね
何度も泣いて
何度も叫ぶよ
君の居る日々が
戻ってくるなら
ヒトリぼっち
ああ夜は思い出す
君は隣で眠るの
あたしは君を
見つめるの
ああヒトリ
そウ只
月とあたしと
知っているのは
この部屋だけ
ただ君との思い出に
今日もずっと
ヒトリぼっちなの
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