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柚「時々昼休みいないと思ったらこんなとこにいたのね」
陽「まぁね
ここには滅多に人来ないしな」
柚「いい場所だね」
陽「あぁ
本当はここにいること誰にもバレたくなかったんだけどな」
陽佑の言葉に少しむすっとする柚姫
柚「悪かったね」
陽「俺らだけの秘密な」
柚「っ!!
……わ、わかった」
春風が2人の頬を撫でる
柚「相沢は、部活しないの?」
陽「あ?あぁ
バイトしてるし」
柚「嘘!?いいなぁ
私もしたい
親が許してくんないんだよね」
陽「部活できる方が羨ましいけどな…」
ふと漏らした言葉と同時に
一瞬淋しそうな表情をうかべる陽佑
柚「?」
陽「昼休み終わるぞ」
と言って、また元の笑顔を柚姫に向けて
陽佑は先に屋上を後にした
柚「…」
柚姫は直感した
クラスでも明るい笑顔の陽佑
あの笑顔は作られたものなんだと
、
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