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ある程度写真を収めたところで太陽はいつの間にか夕日に変わり
湖の向こうに沈もうとしていた
いい写真も撮れた事だし、そろそろ帰ろうかと
湖を離れようとした時に
柚姫が少し恥ずかしそうにみんなを呼び止めた
柚「ねぇ…その、せっかくだし
最後に４人で撮ろうよ」
絵「いいねぇ！湖をバックに！」
竜「いいけど、それじゃ逆光じゃない？」
絵「いいのいいの！細かいことは気にしない！
ほら、並んで並んで！」
あまり乗り気じゃない男性陣を半ば強引に湖の前に立たせて
柚姫のデジカメをセルフタイマーで岩肌に置いた
柚「行くよー!!」
ﾋﾟｯーーーﾋﾟｯーーーﾋﾟｯーーー
絵「柚姫早くー!!」
柚「うん！」
ーーーﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
絵「ほら笑って！」
陽「おっ、おう」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
ｶｼｬｯ
早速画像をチェックするが
やはり逆光で４人の影しか映らなかった
だけど柚姫は満足気にそれを保存する
柚「いい思い出ができたね」
そう言ってみんなで合宿所に戻ることにした
柚姫は
心の中で忘れないと誓った
例え逆光で、写真じゃわからないとしても…
今日
みんな笑顔だった事を
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