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そこにいたのは、俺の友達、半沢祥平だった。祥平の話を聞いて、俺は一目散に屋上にむかった。
『………!!伊久なんか嫌いだよ!?………………!!!』
足を止めて、耳を疑って…、その場に立ち竦んだ。
自分を好きになってくれた奴が、俺を否定してる?どうして…?俺はアイツに確かに"好き"と言われたのに…。
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それからはあまり覚えていない。気づけば、アイツが屋上を飛び出していた。
「…また…俺かよ」
少しだけ、アイツに惹かれてたのかもしれない。
少しだけ、アイツを好きになりそうだったのに。
どうして、空回りしてしまったんだろう、この思いは…。
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