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“由良”――ユラと呼ばれた少女はゆっくりと首を振った。
「…私は妹です。かなり年は離れてますけど……」
「そうか……」
遠くを見るように、天井を見上げる。
何もない景色。
あるのは光を放つ人工物だけ。
その明るささえ、もう前ほどはっきりとはわからない。
上を見上げたまま、朝日は口を開いた。
「…名前は………」
尋ねられた少女は静かに声を出す。
「七神奈夢です……」
「…そうか、奈夢というのか」
不安気に自分を見つめる奈夢。
朝日はやわらかくほほ笑み、再び話しだした。
「…奈夢」
「はい……?」
「新しい……新たなレジェンドキラー達を頼むぞ………」
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