現実と理想の狭間達

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次の日。 授業も終わり、ルンルン気分で帰り支度を済ませる。 「さぁ行くか」 と他三人に声を掛け合流。 近くのカラオケへ向かう。 カラオケに着く間、ユウスケとお母さんはずっと話していた。 良い感じだ。 オレはミカコに話し掛けていた。 殴られたり蹴られたりしていた。 良い感じだ。 カラオケに着き手続きを済ませボックスへイン。 ユウスケはお母さんの横へ素早くイン。 そして早速ミカコが歌いだす。 アカペラで。 「先走るな」 そしてそれぞれが曲を入れ歌い始める。 ユウスケは抜群に上手い歌唱力で「純恋歌」を歌う。 気持ちを込めて。 「ユウスケ君上手いね~・・・」 お母さんは感動していた。 「スカウトはマネージャー通してくださいね~」 感動に水をさすオレ。 てへ☆ でも好評だ。 カラオケでアピールするとは流石だな! カラオケも終盤に差し掛かり何やらユウスケはソワソワしだした。 「どうしたトイレか?」 「だったらもう行っとるわ」 そりゃそうだ。 「俺・・・今日、お母さんに告るわ・・・」 ウワォ!!マジッスか!! 「だから帰りミカコと先帰ってくれや」 「分かった。健闘を祈る」 そしてカラオケも終わり、帰る事になった。 「お母さん、ちょっと遊んでいかへん?」 ナンパか。 「うん?良いよ!二人で?」 「出来たら・・・」 「良いよ!」 コソコソ話しに耳を傾けると、どうやら上手く誘えた様だ。 オレも何かせねば! 「ミカコ。オレとクレープ屋に」 「行く!」 反応早っ!! まぁ作戦は成功した。 そしてオレらは別行動となり解散した。 その後、オレとミカコはクレープ屋に寄り、帰路についた。 (奴らはどうなったかな~) と思いながら、その日は終わった。 次の日のユウスケから思わぬ言葉を聞かされるとわ・・・
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