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「ホントは気付いているくせに……」
なんだよ!
俺の何を知ってんだよ!
普通の14歳の女の子とは違う俺……
遠い昔、兄貴たちと遊んでた俺。
ホントに楽しんでたんだろうか……?
周りがお人形さんなどで遊んでた時、いつも違う事をしてた俺。
ホントはお人形が気になってしょうがなかった俺。
……俺って、何なんだ???
しかたね~だろ!!!
こうなるしかなかったんだよ!!!
「くっくっくっ……」
何がおかしい!!!
笑うな!!!
じゃあ、どうすりゃいいんだよ!
何が正解なんだよ!!!
もう1人の俺は黙ったまま……
俺は…… 俺は……
なんだ? この胸の痛み……
痛くて痛くて、今にも爆発しそうだ。
苦しい……
だんだん意識が無くなって行く……
ダメだ……
頭の中が真っ白になって行く……
「いい加減、自分と向き合えよ。答えが出てるくせに……」
わかってるよ……
わかってんだよ……
消え行く意識の中、自分に言いきかせていた。
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