4章:黒黒軍団

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4章:黒黒軍団

……誰だ? 俺を揺すってる奴は…? 「……な、ななこさん? ななこさぁぁんってばぁ~!!!」 ゆっくり目を開ける。 …ん? この顔は…… 「きょええぇぇぇ~!!!」 思わず飛び起きた! 近っ!!! 近すぎっ!!! なんで大野が、顔をくっつけてんだよ! 「……な、ななこさん? ぼ、ぼくがわかりますか…?」 ちょ、ちょっと待て! まださっきの衝撃が治まってない。 思わず大野から少し離れる。 「大野ですよ! お・お・の! 大野ですよぉ~!」 凄い顔で迫ってくる大野に圧倒され気味。 「大野くんよね! 大野くん… そう、間違いなくあなたは大野くん!!!」 「良かったぁ~! ななこさん、死んでなかったぁ~!!!」 勝手に殺してんじゃね~よ。 それから、俺の両手を握って、振り回すのを止めてくれないか。 嬉しいのはわかったから…… 大野のハッピーダンスに振り回されながら、ずっと辺りを見回していた。 夕暮れのブランコのある公園。 ブランコのすぐ側にいる2人…… 何も変わったところは無い。 でも、何かが違う…… 景色とかじゃなくて、何かが違うんだよ…… 「……ななこさん? どうしたんです? さっきからボーっとして… ひょっとして頭を打ったんじゃ……」 「大野くん? 何か変だと思わない…?」 「……変って?」 「……うまく言えないけど 何かが違うのよ…」 「……う~ん… 何かが違う……」 「違うって言うか、変わったって言うか……」 「あ~! わかったぁ~!!!」 ………!!! 「お腹空いたんでしょ!!!」 ……お前、ぶっ飛ばすぞ! 「もう日も暮れちゃった事ですし… なんか一緒に食べに行きましょうか♪」 確かに辺りは真っ暗になって来た。 でも、そう言う事じゃなくて…… 「大野くんは、何とも無かったの?」 そうだよ、そもそも、さっきのは何だったんだよ…?
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