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「そう、とっても危ないの。天界って云ったって、全員が善人なんて保証はないの。神殿…あーちゃんたちみたいな神様がいるところ。天界の政治をやるところなんだけど…、そこに居る人達は大神老様の次に偉い、あーちゃんの座を狙ってるわ」
「神様の…座?」
母さんは俺の目を正面から覗き込んで言った
「そう。何度も命を狙われたわ…ママもね。」
「っ、母さんも!?」
「そうよ、優燈、あなたもよ」
「…えっ?」
俺…も?
「優燈、あなたを下界へつれていったのはそのことがあったからなのよ。だからね優燈」
母さんの両手が俺のほっぺたに触れた
なんか、くすぐったい
「あなたは…神様の息子なの。それだけは肝に銘じておいて」
「……うん…分かった」
答えると、母さんは思いっ切り俺をひっぱたいた
「ってぇぇぇえええッ!!!!!!!!!!!…っにすんだよっ!?」
「スキンシップ?」
「スキンシップ?っじゃねーよ!こっちは真剣に悩んd」
「あっ、優燈!出口よー」
「セリフ被せんなぁぁあっ!」
…でも
命…か。
なんだか重いな。
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