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「んんーっ!っはぁ~、天界は気持ちいいわぁー」
「…オバサンくさい、母さん」
ヤバいな…
ツッコミにキレがない…っ
当たり前だの田村さん!
誰とか言わない!俺の前の席の人で、よく宿題見せてくれるんだからな!
…少々、俺は混乱しているのかもしれない。
だって…
「母さん」
「なあに?折角遠くまで来たのに」
「これってさ…父さんの趣味なのか…?」
そんな俺の目の前にあるのは
WELCOMEの文字
かなりファンシーな装飾
なんかキラキラしてる
とりあえずピンク乱用
なんていうか…ファンシーすぎてシュール。
KI☆MO☆I
としか言いようがない門的な物質がそこにはあった。
「まさか!これは大神老様のご趣味よ」
「スパーキーングッ!!!!!!!」
大神老様ぁぁぁあああっ!?!!?
ちょ、あんたなにしちゃってんのォォオオっ!?!!?
何かが、俺の中の何かが音を立てて崩れ落ちたよ?
うん、崩れ落ちた。
「さぁ、行くわよ!!」
「ある意味で気が重いよ…って!!ねぇ待ってよ母さんっ!」
俺、やっていけるか不安です。
「あ、母さん?」
「なぁに?」
「ここって現実?」
「そうよぉ、雲の上っ」
「ガッデーーーッム!!!!!!」
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