解明

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小野田は村野さんまであと3メ―トルのことろまで近づいていた。 小野田は村野さんに言った。 「村野さん、そのままでは撃てませんよ。安全装置がかかってる」 小野田にそう言われ、引き金付近にある安全装置をチラっと村野さんが確認したときだった。 小野田は村野さんまでの3メ―トルを瞬きをしていたら見逃しそうなほどの早さで移動して、ショットガンを掴み、銃口を天井に向けた。そのときにズドンともの凄い音と共に天井に穴があいた。ショットガンに安全装置はかかっていなかったのだ。 小野田はひるむ事なくショットガンの銃口をさらに後ろに向けていく。 村野さんは手首と肩を曲がらない方向に曲げられ、痛さのあまりにショットガンを手から離した。離したショットガンは小野田が手にしていた。小野田はすかさずショットガンから弾を全弾抜き取りショットガンを遠くにほおりなげた。そして斎藤さんと私で村野さんを押さえ込み、二岡さんを縛った時に余ったロ―プで素早く拘束したのである。
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