第3章:きっかけ

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でも、俺はNo.1とかには興味はないが、俺がNo.1になる事によって、薫さんを楽にさせてあげられる…それに給料も上がる。 それだけの為に頑張っている。 オープン時間が過ぎキャッチが始まった。 俺は、薫さんとさとしさんが客の誕生日イベントに出掛けた為、店で留守番をする事になった。 「早く2時にならんかなぁ~やっぱ新規はテンション上がるわぁ。話す事いっぱいあるしぃ」 常連客の事など頭になく新規客の事でいっぱいだった。 浮かれてた時に、けいから電話があった。 「寿さん!!おぶと一緒に客捕まえました。セット2つお願いします!!」 「はいよ!!」 照明を落とし、BGMを流し準備した。 カランカラン… 「いらっしゃいませ~!!」 気合い十分に客と一緒に入って来た。 今の所俺の客はいないので一緒に接客をする事にした。 1本でも多く飲んであげるためだ。 でも、新規の客は頼みにくい感じがある。 「はい!!どーも!!猫ひさしです。にゃ~!!」 ベタベタに入ってみた。 けいとおぶもテンション高めに自己紹介していた。 今日は暇なのかそんな客は入ってない。 俺にいたっては1人も来てなかった…。
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