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トゥルルル…トゥルルル…ガチャ…
「もっし~昨日はありがとね!!急だったのに来てくれて嬉しかったし、楽しかったよ!!」
夕方起きてすぐに電話をした。
「全然いいよ~!!私も楽しかったしね。ハマる人の気持ちがわかるわぁ。笑」
とりあえず、初日は好印象だったようだ。
…さて、これからどうするものか…
「今度さぁ、お詫びにそっちの店にも遊びに行くよ!!同業者は大丈夫の店じゃろ?」
「大丈夫だけど…悪い気がするよ」
この言葉を待っていた。
ここから一気に愛の気持ちを俺に持って来る。
そして、愛から告白をさせる。
俺の中のルールで絶対に自分から好きと言う気持ちは言わない事にしている。
自分から動けば必ず失敗する…。
「だ~いじょうぶだって!!俺が行きたいんじゃけぇ!!それに、愛の働きよる姿も見てみたいしね!!笑」
「ほんとに?じゃぁ、お願い!!笑」
「いいよ!!じゃぁ、今週の日曜日休みじゃけぇ、その日に行くね」
約束をした。
ここからが勝負だ。俺と愛の駆け引きが始まる…。
その駆け引きに勝てば、使った金の何倍もが俺に入る。
その為に俺は太客になる為のシナリオをノートへ書いて行く。
電話を切り…現太客への電話も忘れずにする。
だいたい、全員に電話し終わるのは40分ぐらいだ。
それが終わればいつものようにゲーセンに行き…仕事が始まる。
いつもの繰り返しだが何故か飽きない。
毎日、刺激だらけの日々を送っていて、2度と昼の仕事は出来ないと思う事もしょっちゅうだ。
それを何日か繰り返し……
日曜日がやって来た。
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