第2話

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「待ってよっ、創志ーっ。なんで逃げんのよ!?」 女の子達がキャーキャー騒ぎながら、創志の後を追う。 「騒いどいて待てるかっ!?」 女の子の言葉に創志が思わずツッコム。 「キャーッ。創志につっこまれた!!」 創志のつっこんだ女の子が嬉しそうに叫ぶ。 「創志ー、あたしもっ。」 別の女の子が、創志に向かって手を伸ばす。 「あーっ!!鬱陶しいっ!!」 創志は女の子が追ってこれないように、走るスピードを上げた。 「待ってよーっ?創志ーっ!!」 女の子の声が遠く離れる。 「待てって言われて、『はい、そうですか?』なんて待てるわけ無いだろ!?」
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