第2話

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「こんな街中に、こんな場所があったんだな…。」 しばらく歩くと竹林を抜け、一軒のログハウス風の建物が建っていた。 「こんな場所に家…?なわけ無いよな…?」 すると創志は、建物の前で箒を片手に掃除をする女性の後ろ姿を見つけた。 「ちょっと聞いてみるか…。」 創志は女性に向かって歩き出す。 「ちょっと聞きたいことあるんだけど…。」 創志は後ろから話しかける。 「……。」 女性は気づかないのか、振り向きもしなかった。 「ちょっと、そこの人っ!聞きたいことあんだけど!」 呼びかけても振り向かない。
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