『カマイタチ ~壱~』のあらすじ

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  気が弱く何の取り柄も持たないいじめられっ子・エリックは十五歳になり、国立セントラル魔法学校に入学していた。     幼なじみの力になる為に魔法の習得に励むエリックだが、結局魔法は習得できず体術を極めることを心に誓った。     イタチのイズナと共闘契約を結んだエリックは、学校内で疎外感を感じつつも体術を修練し続けた。     そんな彼の力を試す時が来た。     入学から三ヵ月後の七月。     校外での初任務だった。     エリックは彼女のルナと、幼なじみのキーンとレイアとチームを組み、任務に向かった。     キリュー先生の監督の下、任務は無事終了。     反省点を吟味しつつ学校に向かっていた時に事件は起こった。     キーンの暴走だった。     彼は、キリュー先生を一撃で殺害し、レイアも抹殺した。     キリューは突然の力の解放に耐えられなかったようで、エリックとルナには手を出さずにその場から立ち去った。     『パルス』と『カルマ』という、禁じられた魔法の存在をエリックに教えて……。
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