目覚めの悪い朝

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わき目もふらずに一気に駆け抜ける 「はあっ!はあっ!はあっ!」 すぐに体は悲鳴をあげる 「クソっ!」 ドンッ!!!!!!! 何かにぶるかる その衝撃で体が吹っ飛ばされる 「いってえぇぇ…」 一瞬頭が真っ白になる そしてぶつかった方向に目をやるとそこには巨大な剣を装備した身長が2mはあろうかという大きな    ……人?…… いや、違う 人の形をした化け物だ 体中血だらけで、目は大きく見開き…血走っている 口は激しく食いしばったのだろうか? 血が流れている 「殺す、全員殺す、ひとり残らず…お前もなあ…」 そう言い終わる前に剣を振りかざし今にも振りおろす素振りを見せている 「あ…ああ………」 もはや恐怖で言葉は出ない 唯一理解できたこと それはもう自分は死ぬのだ、とゆうこと 「死ね」 剣を振り下ろした     ガシャン
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