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そして次の日、昨日学校を休んだことを知った母に怒鳴られ、重い足取りで渋々学校へ行った
男子「おい、藤田!お前知ってんのか?誰が田中を殺ったか?」
翔「……そんなの知る訳無いよ」
やっぱり学校ではこの話で持ち切りだった
-昼休み-
翔「もう帰ろうかな。。」
独り屋上でぼんやりと空を眺める
いつもと変わらぬ青空だった
それは昨日も明日も過去も未来も変わらない当たり前のこと
それはみんなが当たり前だと思っていること
幸せ…
みんなが当たり前のように願う幸せは、もろくも一瞬で崩れ去った
人を殺したという重い十字架を背負い生きていかなければならない翔に幸せは訪れるのだろうか
幸せ、ただそれだけを夢見ていたはずなのに…
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