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学園生活にも慣れ平和な夜を満喫していたころ。
滞在先ガノス亭にて。
一階のフロアでリアと友姫は休憩している。
リアが突然言いだした。
「明日の弁当、私が作りたい」
聞いてすぐに隣にいた友姫は少し顔をひきつらせる。
「なんで急に?」
「前作った友ちゃんの料理に感動した。それに私にもできるって友ちゃん言ってくれたし」
カイルとリアが学園に編入してきた初日に作った弁当のことである。
「朝早く起きなきゃ駄目なんだよ?起きれる?」
「大丈夫。いまのうちに作れば朝つめるだけ」
「……はぁ」
友姫は小さくため息をついた。
リアの満面の笑顔と溢れんばかりのやる気を見ているととめる気がおこらなくなった。
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