プロローグ

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てなわけで今俺は自転車をこいでいる。もちろん電気店に行くわけだが結構遠い。 「はぁはぁ。寝起きで自転車をこぐのも正直つらいな……」 でもなんだろうな……風が気持ちいい。少し眠いがたまにはいいものだな。 それから数分自転車をこぎ続け、ようやくお目当ての電気店に到着した。 「いらっしゃ…なんだ信君か。こんな時間に来るなんて珍しいねぇ、お使いかい??」 「まぁね。おじさん電球2つ」 このおじさんは俺の小さい頃からこの店を営んでいる俺が小さい時はよく遊んでもらったものだ。 「はい2つで500円ね」 「はいちょうど500円」 「あいよ、お母さんによろしくな」 「わかった」 俺は会計を済ませ、また自転車をこぎだした。 真っ直ぐ家に帰ろうとしたが、久しぶりに早起きしたので途中で缶ジュースを買い近所の公園に寄った。
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