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三人は口をあけて固まっている。まぁ当然だろう
「私は雪の国から来た雪女なんです……こんな私でも仲良くしてくれますか??」
しばしの沈黙のあと、
「「「えええぇぇぇ!!!!!」」」
まぁそうなるよな………
「智美!!本当に」
「智美ちゃんは雪女なのか!?」
「えぇ……なんなら雪も降らせることができますけど……」
すると亜矢は
「智美……」
なぜか口調が重い。
「亜矢さん……??」
「人間だろうが雪女だろうが関係ないよ!!もう私たちは友達なんだよ。ったく、もっと早く言ってよね!!」
「亜矢……さん」
「そうだよ。まぁさっきはびっくりしたけど、俺たちは仲間だ!!なぁお姉さん!!」
「えぇそうよ。私にとったらかわいい妹よ!!」
よかった。みんなが納得してくれて。
「あ、ありがとう……ございます……!!グスッ」
「もぅ泣かないの。」
この時、俺たちの友情はさらに厚くなった気がした。
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