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雪奈「―――――と言う訳なのよ。」
雪奈はさっき起きた事を柑奈に説明した。
柑奈「・・・・そうだったの・・・・大変だったわね秋那ちゃん・・・大丈夫だったの?」
秋那「・・・ん・・・雪奈が助けてくれた・・・から・・・大丈夫だった。」
柑奈「そう♪・・・流石は雪ちゃんね♪じゃあ、私達と一緒にお買い物しましょうか♪」
そう言うと、柑奈は二人の手を取り歩きだした。
それから、三人で色々な店にいった。
下着屋さんで雪奈の下着を選んだり、ゲームセンターで遊んだり、アクセサリーを眺めたりしていると、もう夕方になっていた。
雪奈「今日は楽しかったね♪」
柑奈「ええ♪久しぶりに楽しいお買い物だったわ♪秋那ちゃんは?楽しかった?」
秋那「・・・楽しかった///・・・」
雪奈「良かったぁ♪・・・そう言えば、秋那ちゃんは一人暮らしなの?」
柑奈「そう言えばそうね?秋那ちゃん、ご両親は?」
何気なく二人が聞くと、それまで楽しそうに笑っていた秋那の顔が一転して泣きそうな顔に変わってしまった。
秋那「・・・・・・・・・」
雪奈「あ、秋那ちゃん?💦どうしたの?💦💦」
柑奈「何かあったの?💦」
二人が聞くと、秋那は静かに語りだした。
秋那「――――――と言う訳なの・・・・」
雪奈「・・・・そんな・・・・」
柑奈「じゃあ、秋那ちゃんは今は施設で暮らしているの?」
秋那「・・・・コクン・・・・でも・・・・・今日は楽しかった・・・・・・まるで、お母さんとお姉ちゃんができたみたいで・・・・・私は大丈夫一人でも生きていける。」
・・・・ギュッ・・・・・
秋那「・・・・雪・・・・・奈?・・・・・・どうしたの?・・・」
雪奈が急に秋那に抱き付いた。
雪奈「・・・・一人でも大丈夫なんて嘘よ!」
秋那「・・・どう・・・して?・・・・」
雪奈「だって・・・・・・・秋那ちゃん泣いてるじゃない!!」
秋那「・・・・!?」
秋那の両目からは涙が溢れていた。
秋那「・・・なん・・ヒック・・・・なんで・・グスッ・・・私・・・は・・ヒック・・・泣いてるの?」
雪奈「泣いて良いんだよ?今まで、ずっと我慢してたんだね・・・・・私が全部受けとめてあげるから・・・ね?」
秋那「・・・・ヒッ・・・雪・・・グスッ・・那・・・ヒック・・・うぇぇぇぇぇん・・・ヒック・・ヒック・・寂し・・グスッ・・かったよぅ・・・辛かったよぅ・・・うぅ・・・うわぁぁぁぁぁぁぁん・・・もう・・ヒック・・一人は嫌だよぉ・・・」
雪奈「うん・・・辛かったね・・寂しかったね・・・もう大丈夫だよ・・・」
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